家づくりブログ|ストーリー形式で家づくりについて詳しくなりましょう

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織田家の細密マイホーム計画08

コンクリート住宅のメリットもデメリットも充分把握していた織田家のご家族でした。

何より、奥様の友達から、そこまで頑丈にする必要なんてあるの、坪単価は高いわよ…とかいろいろと懸念の声が聞かれました。

実際。2000年以降、コンクリート住宅の建材の効率的な素材開発のため、費用は以前よりかなり抑えられている実情もありました。

欧米ではかなり導入が進んでいる工法でした。

これから、コンクリート住宅の施工数は伸びていくものといった見込まれ方をしています。

まず、織田家の購入した、都心に近い場所の土地の地盤調査を行う必要がありました。

コンクリート住宅は、重量も大きくなり、一般的な簡単な地盤調査と、必要なら地盤強化の施工が必要なのが一般的です。

耐震性能は、世間に出回っている一般世帯で建てられる形式の住宅では最も性能が高く、断熱、保温効果も抜群とされています。

地下室を設けることで、地盤面での補強は更に万全となって行くこともあり、奥様のご希望の陶芸のアトリエは地下室に、大きく確保されることとなりました。

 

地下室込、三階建ての物件として、5か月の工期が必要でした。

非木造建築としては長い工期がかかってしまうこととなったのですが、営業マンとのやり取りもスムーズに行き、織田家はいよいよ人生て最も活気のある時期を迎えていきます。

 

奥様は、陶芸家としてプロの職人を目指していきつつあります。

今回の新築に関して、陶芸で焼き物をする簡易型の炉を付けたのは、一郎様からの奥様への独身時代からずっと心がけていた、ささやかな配慮でした…

長女様は、高校進学を控えています。

長男様は、私立の中学を目指しています。

旦那様の一郎様は、何だか、気が軽くなってきたようでした…

恩師の先生を送った頃から、何だか精神的に軽くなっていたのです。

一郎さんは、人生を愉しむことをこれからのテーマとしていきます。

収入も伸ばして、ご家族に家計面で迷惑をかけない程度のマイカーローンの予算で、近いうち外車、赤のフェラーリを手に入れようとしているのですから、仕事にも益々力が入る訳です…