家づくりブログ|ストーリー形式で家づくりについて詳しくなりましょう

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涌井家の本格和風造りマイホーム計画06

  大手の木造住宅メーカーの担当営業ともスムーズな関係でマイホーム計画が進む中、

現在の住宅の取り壊し、工事中の仮住まいの件についていろいろ心配の種も尽きないところでした。

 新居の完成した時点で、5人家族の同居となって行きます。

 また、これまで疎遠もの同志だった家族が、果たしてうまくやって行けるか、美香さんもお父さん、お母さんも、豊さんも行く末に若干の不安を感じていました。

 

 

 木造軸組工法の一般的な工期は半年程度、しかも土壁の壁面施工によって和風住宅としての独特の存在感を醸し出すため、必要以上の手のかかる施工を予定していたため、その計画の先行きの不透明さは、施工主の豊さんにも感じているところでした。

 

 

 それでも、担当の営業マンの行動力の高さに感心していた美香さんの読み通り、新築計画はとんとん拍子に進んでいきました。

 

 仮住まいについても、余分な家財道具に関しては、収納管理会社などのサービスを受けて、円滑な新築計画として家族のだれもが、住宅メーカーと営業担当に大変な信頼を寄せていきました。

 

 工事現場に通い詰めだった、専業主婦のお母様は、ハンディカムに撮った自宅の基礎工事、柱の組み立てなど、いろいろな、行程を愉しんでいるかのようでした。

 

 

 それをパソコンに取り込んで、DVDに焼き付けて、知人、友人に配って回る、

 それ自体、新居にかける、お母様の期待の高さでした。

 

 

  新築計画を通じて、それまでに何事に関しても受け身の体勢で生きてきた豊さんも、自発的な行動に目覚めていきました。そのためか、仕事に於いても実績を伸ばし始めて、昇進も間近と周囲では言われています。

 お父様の脳梗塞からの回復もトントン拍子です。

 豊さんと、美香さんご夫婦は、自宅の新築後、銀婚式の祝いをご両親にしようと相談もしています。なにかと新居の完成と、その後の展開の待ち遠しい涌井家のご家族です…