三浦家の住み替え計画03
まず、三浦邸様の3年前に新築された、軽量鉄骨系の骨組みのプレハブ住宅について考えていきます…
① 構造 耐久性 メリット
日本ではプレハブ住宅の始まった歴史と同時期にスタートした工法です、工業化された環境で住宅建材も供給されています。そのハウスメーカーのバックグラウンドに、複数の住宅メーカーとして同系列の企業の共通した建材の研究開発媒体としての企業が大きく支援しています。
製品としてのクォリティも非常に高く、業界での信頼性も極度に高く、一時期、業界ナンバーワンメーカーへとしての地位も築いていましたし現在もその地位に引けを取りませんし勢いもあります。
軽量鉄骨を骨組みとしていますが、耐震性もコストの割に圧倒的に高く、廃材としての取り扱いも比較的簡単です。
住宅全体にかかるコストも庶民の手に届きやすい、手ごろなものからハイグレードなものといろいろありますが、構造体自体、グレードによる優劣はなく、大きく信頼のおけるものです。
② デメリット
特殊なものとされる構造体なのですが、取り扱いやすい反面、高品位な構造体であるがために汎用的な増改築、工事施工を受け付けにくく、そうしたことによる懸念も大きくなります。
増改築など、当ハウスメーカーに問い合わせるのが、一番効率的です。
一般の工務店、施工会社に、そういった構造体の施工管理を依頼した場合スムーズに行きにくくなります。
一般に木造住宅(木造軸組工法)とされるよくある家と比べて取り扱いはやや難しくなります。
構造体、家としての耐久性と、増築改築の利便性の両立を求めるユーザーにはやや硬苦しくなる傾向はあります。
自宅の生活管理は、三浦様にとっては奥様の役割です。
子供さん、6名の増加、寝室の2室の必要性、これは重症の課題でした。
ちょっとした増築程度では対応できるものではないと判断した奥様は、ご主人に住み替え計画を提案します。
まずは資金繰りから計画の見直しは始まりました…