家づくりブログ|ストーリー形式で家づくりについて詳しくなりましょう

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三浦家の住み替え計画02

 建替え、増築、三浦様邸のご主人はいろいろ悩まれていたと思います。

三浦邸のご主人はいろいろな悩みに直面されていました。

 

ご長男、ご長女が独立されて、新築もされ、順調にことは進んでいました。

三浦邸ご主人も50歳と言った年齢が近づいてくるうち、いろいろと将来について不安なことも多くなっていきました。

 

24歳でご家庭を持たれた長男様、都内で大手食品製造会社で販売の営業の仕事をされています。多子家庭に育ち、充分な進学費用に恵まれたわけではありませんが、国立大学を出て、在学中もアルバイトなどを同時に複数こなし、学業の維持どころか、親御さんの家庭にもお金を入れていた優秀な長男様です。

 

長男様の仕事ぶりは順調でしたが、バツイチで再婚されていた年上の奥様が心臓の病気で急死されたことは、結婚3年目で、まだ2歳と言った実子の幼児と二人の血のつながらない娘さんを抱えた長男様は一気に自分独りで大きな責任を背負うこととなりました。

 

亡くなられた奥様は、血縁者も少なく、まだ離乳食から離れたばかりのご長男の実子の男の子と、ふたりの小学生の娘さんは、おばあちゃんとしての立場の三浦邸の奥様の世話にならなければ生活していけない状況となりました。

 

40代半ばで、幼子と、二人の女の子の世話を焼くことになった奥様は、会計事務所の職務を休職します。

 

そうこうしているうち、ご長男は娘さんと奥様の思い出の詰まった賃貸マンションを引き上げて三浦邸様の新築住宅に住みつくようになります。

 

 

長女様は長女様で、バツイチでお父様の運送会社の部下としてお父様とはいい間柄のご主人に親戚からの負債を負わされて、自宅を売却しなければならない事態となって行きました。

とりあえず、三浦邸のご主人は、娘婿でもあり、普段可愛がっている部下でもあるご長女の婿を一時的にでも自宅に迎え入れなければと言った決心をします。

 

 

もともと二人の学生の娘さんのいる家庭、そこに幼児を含めたご長男の家族が加わり、ご長女の三人の男の子を含む同居、

40坪程度の新築3年の住宅は満杯を超え、限界をとうに超えて行きました。

 

三浦邸ご主人は深く悩まれました。建て替えか増築か…と