家づくりブログ|ストーリー形式で家づくりについて詳しくなりましょう

ストーリー形式で家づくりについてご紹介していきます。家づくりについて学びたい人は読んでみましょう。

三浦家の住み替え計画01

 四人の子供さんに恵まれた、三浦家様は、長女と、長男様が独立され、それぞれ家庭を持って家を出て行かれました。

残された二人の娘さんは中学生と、高校生、それぞれ学業に忙しく家の手伝いを全くしないと嘆かれる三浦家の奥様は40代に差し掛かられたばかり、ご主人は運送業、奥様も近くの会計事務所勤務と忙しくアクティヴなご家庭です。

 

 長男様は24歳、独立されて子持ちのバツイチの年上の女性と結婚されていきなり二人の小学生の娘さんのお父様となられて、結婚後、新しく奥様との間に一人の男の子を授かりました。

 長女様もお父様の同僚の年上のまたまたバツイチの男性と入籍されいきなり中学生三人の男の子の母親となられました。

 

 三浦様は二人の子供さんが独立されたのを機に、新築計画を立てます。

 ご主人が40代後半と、収入面で一般的な年齢の比率から言えば決して多くないものの、奥様の事務所勤務の仕事も板についてきたこともあり、この際、両親から相続する羽目となった都内の広い土地を生かす意味でも、思い切って建物だけのローン返済で済むということも考慮して軽量鉄骨系のプレハブの新築住宅を建てられました。

 

 その間取りは、それぞれ独立されたご長男、ご長女のご帰省時には出迎えるスペースとして二間続きの和室と広いLDK 二人の娘さんには十分整った学習生活環境の確保と、二階の夫婦主寝室以外の二人の娘さんにはウォークインクローゼト付きの個室など、40坪程度の新築住宅に、時々交互に遊びに来られる長男、長女様のご家族と、良好な関係のまま数年が過ぎました…

 

 三浦様が、都内の住宅展示場などや住宅専門誌などを新築時には充分考慮されて、様々な工法、建て替えの実例などまで徹底的に調査されて、こちらの大手住宅メーカーの一般的な坪単価の新築住宅に決定されました。

 規格住宅として、あらかじめ決められたプランの中からめぼしいプランを選び、若干住みやすくなるよう間取りの変更を加えただけでしたので、住宅メーカーとしての価格では平均よりやや低めの価格で、高品位の住宅を実現できたと三浦家様としてはご家族全員ご満足な様子でした。

 

 しかし、それぞれのご家族の事情というものは複雑なものですし、その後、三浦様邸は波乱万丈な住み替え計画を余儀なくされてきます…